いかさま師 タチャ 16~最終話まで 終わりよければすべてよし!!
2010年 08月 15日
昨日から、なかなかスピード感のある展開で今日最終話まで行きました。
この後半部分、特に21話の最終話は本当によかったです。
「スリングショット」にも似ている?というのもなんとなくうなずけました。
でも、やっぱりスリングショットほどはまれなかったですね。
【その理由】
一つ目は、 「スリングショット」 は一般社会を描いていて共感できたけれど、
タチャは、あまりなじみのない賭場が舞台になっていたから。
二つ目は、話がハチャメチャで、突っ込みどころ満載。
リアリティがちょっと...
(でも迫力とかぐいぐい押していくストーリー展開だからそれも多少は目をつぶることができましたけどね。)
ただあの花札やカードのワザはすごかった!
チャンヒョクssiかなり練習したとか言ってましたよね。
三つ目は、コニをはじめ登場する男たちが本当に情けないというかオバカというか...
(あ、キム ミンジュンssiは除いてですよ。)
それに比べて、女性たちがステキだったので、最後まで見られました。
ナンスク、チョンマダム、ユラ、3人とも私は好きでした。
特に最終話でチョンマダムの株が、ぐ~んと急上昇。
*ナンスクって「ファンカ」のアンナだったんですね?道理で見たことが!キレイな子です。
(でも私は原本アメリカ版のゴールディ ホーンのほうが好きですけどね。)
四つ目は、
ぎらぎら全編「復讐」もので、疲れました~。
ちょっとしばらくこのテのものはお休みしたいかも...
(先ほど「犬と狼の時間」の5話を、途中まで見てたらちょっと胸が一杯になってきて、見るのを中止しました。)
で、ここからこのドラマの突っ込み
ちょいネタバレありなので、ご注意ください
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1.脱獄中のコニですが、あれだけ堂々と街を歩いててよくつかまらない!
(しかも真っ赤な車を運転してましたよね?)
2.アグィをはめるべく、彼同様恨みを持つチャックィが彼を手助けするのは
理解できるのですが、他の服役時代の仲間とか高校時代の友人が彼を手助けするのはよくわからん!
だって、やっぱりコニって脱獄囚じゃないですか~
そんな男に、他の服役時代の仲間はともかくとして果たして高校時代の友達が手助けするでしょうかねえ???
しかも、いくら彼に共感したからって、彼の復讐を手伝うにはあまりにも動機が薄すぎるような...
その点同じように仲間たちと復讐する「スリングショット」は、
仲間たちにもそれなりの納得できる動機がありました。
3.時代背景について
最初はポケベルと公衆電話、でっかいケータイ、そして今のスリムでコンパクトなケータイ
と、電話で時代がわかりやすくなっているのは面白かったのですが、
なんだかその時期が合わないような。
いったい、あの時代はいつなんだ???
登場人物の年齢っていくつなの?→最初は高校生だったけど、その後の年齢が不詳。
そして、不良でどうしようもないあんなチンピ●になぜナンスクみたいな美しい彼女がいるの?
深く考えると疲れるのでこの辺にしておきます。
そしてここからネタバレです。
殺人犯の汚名を着せられ、服役したコニ。
そこで知り合ったタチャの一人、チャックィの力を借りて脱獄することに成功。
その後、チャックィから頼まれ、マカオの闇社会の男スタンリー ファンを通して、
日本のやくざを相手に賭博をして、巨万の富を得ることに成功します。
ここでスタンリー ファンとして登場するのが、この方!
最近のイ サンでもチョン フギョム亡き後、彼がその代わりをしてくれるのかな?
という感じで楽しみなんですが、このドラマではゲスト出演。
でも重要な役柄で、光っておりました。
いまや莫大な資本を得たコニは、ついにアグィ、ヨンミンへの復讐をスタート。
一方ヨンミンは、アグィが燃やしたと思っていた自分がコニをはめたときの証拠のビデオテープがまだアグィの金庫の中に眠っていたことを知り、それを秘密裏に入手し、アグィの元から去ることを決意します。
そして、アメリカ基地の本来アグィがすわるべきカジノの社長の座を横取りすることに成功、さらに上に上っていこうと考えながらも心が晴れない...。
コニは、ヨンミンとアグィをはめるために今度は、服役中に知り合った仲間たちと周到な計画を練り、ついに二人をまんまとはめることに成功。
窮地に追いやられたヨンミンは会社の金を使い込んでしまいます。
コニはヨンミンに、全部自分の策略だったことを明かし、一発勝負を提案。
ヨンミンが勝てば金は返却、負けた場合は自首するという条件で。
そして、負けたヨンミンは、自首することを決意。
アグィもチャックィとコニに騙されていたことに気付きナンスクを拉致、
コニは単身、彼女の元へ駆けつけます。
ナンスク拉致事件を知ったヨンミンもバイクで現場に颯爽と登場、
乱闘の末、ナンスクをかばって、アグィの凶弾に倒れます。
彼は、チャットゥ(デホおじさん)のお墓の場所を教え、
「みんなと一緒にいたかった、一人はいやだ」
あああ、そうなのよね。
私の期待したとおりのステキな最期でした。
全ての罪が明らかになったアグィは逃走。
一方、無罪が立証され自由を手にしたコニは、アグィと最後の対決!
ついに、彼はアグィを負かして、彼は警察につかまります。
そこへやってきたチョンマダムは、アグィを銃で撃ち殺してしまいます。
いやあここのシーン、涙が止まりませんでした。
チョンマダムがすごくよくって。
本当にヨンミンのことが好きだったのね。
そして2年後、生まれ育った釜山に帰ったコニは、魚河岸で働いています。
あの坂の上から見える海の風景って、 「オー必勝!」でもなじみがありました。
しかも、やっぱりピルスンも最後は魚河岸で楽しそうに働いているんですよね。
全編「復讐」でしたが、すがすがしい結末だったのが救いでした。