朝日テレビ テレシネマ7「楽園」 by チ ジニ & キム ハヌル
2010年 08月 18日
ちょっと期待していたのですが、
実際、見ての感想は...
一言で言うと、成海 璃子ちゃん主演の私が好きだった「瑠璃の島」っぽくて
テイスト的には好きな部類でした。
でも、1時間半という時間の制約があるのに、いろんな要素、キャラが入りすぎて
いて、詰め込みすぎという感じ。
地上波で放映する洋画劇場のようでした。
この不自然さはなんなんだ?と言う疑問を感じて、他のブログとかをチェックしてたら
どうも、オリジナルよりもかな~りカットされているようです。
これじゃあ深夜枠に2回に分けて放送する意味がないような気がしますが。
テーマ曲も、あの「ユーレイズミーアップ」の原曲「Danny Boy 」はいいけれど、
ちょっと安っぽい感じがして。
それから、私は録画して後から見たのですが、日本語の吹き替え版なのに、下に字幕がついていて、
最初はそれが気になって仕方がありませんでした。
(あとからもうどうでもよくなりましたけどね。)
でも吹き替え版だからこそ、面白いつながりも見つけました。
(海外ドラマをお好きな方なら気づいたかも...)
まずは主役の二人をさしおいて、なんと、この方!
「テロワール」でキムチなど朝鮮伝統料理が得意なアジュンマが出演されていたのですが、
彼女の声は、唐沢潤さんが担当。
結構ぴったりだったかも...
唐沢潤さんといえば、「デス妻」では子だくさん主婦のリネットの声を担当されていますが、
10ン年前の「アリーmy love」では、アリーの元彼の妻ジョージアの声を、
そしてその元彼ビリーの声を担当しているのが、今回のチジニssiの声の宮本充さん。
(チジニssiの声としては???「スポットライト」の時の小山力也さんのほうが好みだけど)
そして「スポットライト」と言えばソン イェジンちゃんですが、その吹き替えをやっているのが、
今回ハヌルちゃんの吹き替えをしている小林さやかさん。
という点で、違った楽しみを見つけました。
以下ネタバレです。
刑務所から出所した女性(キムハヌル)。
行く当てもなく電車に乗ったところ、そこで海苔巻きをご馳走になったおばあさんから
花の種を買います。
そしてふと目に留まった「最後の楽園 ハナリゾート」の観光チラシを見て、そこに行くことに決めます。
島に行く途中の船の中で、刑務所にいたときの服と「江陵刑務所 ハンミギョン」と書かれた封筒をゴミ箱に捨てるのだが、それをその島の教師キム イルホ(チジニ)が見ています。
島に到着後、ミギョンはその教師が教える学校で偽名を使って給食室の仕事に就きます。
彼女のことが気になっていたイルホは、彼女の本当の名前を知りながら、
しかし黙って見守ります。
その後、ミギョンが偽名を使っていたことが島のほかの青年たちにも知られ、大騒ぎになりますが、イルホは、
「彼女の過去に何があろうと迎えてあげるのが、楽園じゃないのか?」と彼らを諭し、
彼女の歓迎と楽園の象徴として建て、今では廃れてしまった「パラダイスカフェ」の復活を願うパーティを計画します。
→どうしてこんなに優しく彼女を見守れるのでしょう?
いくら彼女に好意をもっていたとしても....。
それともこんな風に考える私って「悪意のかたまり女」なのかしらん?
パーティは大成功、しかし自分の名前を偽ってこの島にいることがつらくなってきたミギョンは、
イルホと同じ給食室で働く女性に打ち明けます。
→この給食室の女性の過去も折に触れてでてくるのですが、
最後まであまりよくわからないのです。
そして、Danny Boy の曲もどういう思い出があるのかも不明
そんなとき、ミギョンが気にしていた不登校の女生徒が、母が交際していた男性と島を出て行ったことを知り、
自分の家に火をつけて、死のうとするのですが、ミギョンが火の中に入って彼女を助けます。
暗闇の中、島中に花の種が広がっていきます。
それから時が過ぎ、船から島を眺めるイルホとミギョン。
島には花が満開、まさに「すてきな楽園」となっていました。
というわけで、ミギョンが女の子を助けた後、炎の中で自分の母親を見るシーンの次に、
いきなり時がたっていて、イルホとミギョンが船の上で楽しそうに笑っているんですよね。
録画なのでいつもどおりCMをすっ飛ばしながら見ていたので、終わりのほうは、ひょっとしたら、
ドラマの一部まですっとばしてしまったかと戻してみたのですが、やはり同じシーンでした。
あああ、やっぱりノーカット版で見直さないとだめだ、こりゃ。